仮想通貨での入金が標準となったオンカジの現状から見えてくること

現在、仮想通貨はオンカジの最大のトレンドといっていいでしょう。

近年、オンカジにおいては「銀行を利用した入金・出金ができない」という状況が発生しており、多くのプレイヤーを悩ませている現状があります。

現在のオンカジは、銀行から入金をしようとすると銀行口座が凍結されてしまうというトラブルが多発しており、そのうえ、海外送金の記録が把握されてしまうというリスクを背負うことにもなります。

銀行の利用が制限されて危険になってしまった以上、仮想通貨を使った入金と出金しか選択肢がなくなった、という背景が、仮想通貨が注目を集めている最大の理由となっています。

もちろん、仮想通貨を使ってオンカジを遊ぶということで、銀行のときのようなリスクがまったくなくなるというわけではありません。

仮想通貨を使ってオンカジを遊ぶことにも当然リスクはあり、注意点があります。今回は、その点をしっかりと見ていくことにしましょう。

仮想通貨を使って遊んでもオンカジへの賭博は違法行為である

当たり前の話となりますが、仮想通貨を使ってオンカジで遊んだとしても、オンカジへの賭博が違法行為であるという事実がなくなるわけではありません。

この、「オンカジにお金を賭けて遊ぶ」という行為に根本的についてまわる違法性こそが、仮想通貨を利用して遊ぶことの最大の注意点であることはいうまでもありません。

「銀行が使えない以上は仮想通貨で遊ぶしかない」という人たちのあいだでは、不思議なことに「仮想通貨で遊べば足がつかないから安全だ」というような意見が流通している傾向があります。

しかし、「仮想通貨で遊べば安全だ」ということには、実際にはなんの根拠もありません。むしろ、「仮想通貨で遊ぶのは危険である」ということのほうには、確実な根拠があります。

というのも、2024年の11月に一斉検挙されたオンカジの利用者のなかには「仮想通貨を使っていたユーザー」の初の検挙が含まれているからです。

この初めて検挙された仮想通貨のユーザーは、供述において「仮想通貨なら足がつかないと思った」と吐露していますが、この事例で明らかなように、「オンカジは仮想通貨を使えば安全だ」という通説はまったくのデマだと考えたほうがよいでしょう。

仮想通貨は海外取引所経由が簡単

海外でオンラインカジノを遊んだとしても、日本の取引所の仮想通貨を使えば結局疑いをかけられてしまうのが現状です。

仮想通貨での入金は、海外取引所で行うのがいまや当然となっています。

現状の、日本の警察や仮想通貨取引所では、どこで遊んだのかなんて関係なく口座凍結してきます。

安全に入金する詳しい内容は「仮想通貨の入金のやり方」を詳しく説明しているサイトで確認してください。

属地主義での法律を守って遊んでも、目の敵にされているオンカジなので、こういった理不尽が起こってしまっているのです。

仮想通貨が注目されていることから見えてくる現在のオンカジの状況

銀行入金で遊べなくなり仮想通貨が注目されているという現在のオンカジの状況から考えるべきことは、「オンカジは、仮想通貨に手を出してまで遊ぶべきものなのかどうか?」ということではないでしょうか。

「銀行口座が封じられた以上、仮想通貨を使って遊ぶしかない」という考え方は、明らかにギャンブル依存症のそれであると言わざるをえません。

そもそも銀行口座を利用してオンカジで遊ぶことが制限されているということは、オンカジの違法性と、違法行為を行ったプレイヤーの負うべき責任が接近してきたという証拠でしかありません。

実際、多くのプレイヤーは、銀行口座凍結の事案が大量発生した段階で「オンカジから足を洗う」という逃げの選択を採用しており、私個人としても、この判断がもっとも適切だと考えています。

「仮想通貨を使ってでも、オンカジで遊ぶことをやめない」というのは、かなり危険な考えでありますし、そもそも仮想通貨というもの自体が投資対象としては扱いづらく危険なものであるという基本的な理解も欠如しているように感じられます。

仮想通貨自体は合法ですが、所有しているだけで危険ともされる仮想通貨を使って、違法なオンカジで遊ぶというのは、いわば二重の危険を冒しているような状態であるとさえいえるでしょう。

私個人の考えをいえば、「オンカジは人生を賭けてやるようなものではない」というものですから、当然ながら「オンカジなんてものは仮想通貨を使って遊ぶことに値しない」という判断となります。

「仮想通貨でしか入金ができない」というところまでオンカジが追い詰められている状況から見えてくるのは、「オンカジはそこまでして遊ぶべきか?」という問いを真剣に考えるタイミングがきている、ということではないかというのが私の考えです。