違法性という共通点でオンカジとインカジを同じく危険視したほうがいい理由

オンカジのことをよく知らない人間が犯しがちなミスとして、オンカジとインカジを混同するっていうのがあるな。

オンカジってのは「オンラインカジノ」の略、インカジってのが「インターネットカジノ」の略だから、確かに、詳しくない人間からすると「同じなんでは?どっちがおすすめなの?」ってなるのも、仕方ないことだと俺は思う。

オンカジとインカジってのはまったく違うものだし、オンカジだと思ってインカジで遊ぶのはヤバいし、インカジがダメだからって理由でおすすめされるままにオンカジに行くのもそれはそれで問題である。

重要なのは、オンカジとインカジの区別をつけることだ。そして、オンカジとインカジの区別なんてのはそんな難しいことじゃない。

で、区別をつけてみるとすぐにわかるんだが「オンカジとインカジは、最終的には混同しているほうがいい」くらいのものなんだよな。俺は、むしろ二つの「混同」こそをおすすめしたいと考えている。

だから、今回は、オンカジとインカジの共通点や違いを説明していきながら、オンカジの問題点や、オンカジをおすすめする言説がもつ危険性と欺瞞を暴いていきたいと思う。

最後まで読んでもらえれば、俺がなぜオンカジとインカジの混同を「最終的な態度」としておすすめするのか、その理由がわかってもらえるはずだ。

参考サイト:オンカジギャンブル情報

オンカジとインカジはどちらも違法であるという点で共通している

まず、オンカジとインカジの違いより「最大の共通点」をおさえておきたいんだが、オンカジもインカジもどちらも「違法」であるという点でどうしようもなく共通している。

よく、二つのギャンブルを比較して「だからオンカジのほうがおすすめです」なんて書いてる記事で、「インカジは違法カジノですがオンカジはそうではありません。だから、オンカジはおすすめです」なんてことを厚顔無恥にいけしゃあしゃあと書いてるやつがいるが、これは根本的に間違っている。というか、読み手を騙している。

インカジもオンカジも、日本国内の賭博法に照らし合わせて考えるならば、どちらも違法であり、どちらか一方を比較しておすすめできるというような安全なものではない。

純粋に違法性の観点から見るならば「オンカジもインカジも日本人が遊ぶことは違法である以上、どちらもおすすめではない」と書くのがスジというものである。

そうであるにも関わらず「インカジは違法だから、オンカジがおすすめである」という記事が書かれてしまうことには、もちろん、理由がないわけではない。

身も蓋もない話だが「逮捕されやすいのがインカジで、いまのところ、どちらかというと逮捕されにくいのがオンカジ」というのが、それぞれの違法性に対する処罰の差としてあるからである。

この若干の処罰の差によって「捕まりにくいからオンカジのほうがおすすめだ」という誤った認識のおすすめ意見が横行する結果となってしまっているのだ。

この「逮捕されやすさ」については、オンカジの厳罰化が進んでいる現在はどんどん差が埋まっている現状がある。

だから、今後は「逮捕されにくいからオンカジのほうがおすすめだ」という意見は、通用しないどころか、書かれること自体が少なくなるだろうというのが俺の見立てである。

インカジは実店舗があるから逮捕されやすいという状況が生んだ誤謬

インカジに比べてオンカジは逮捕されにくく、だからおすすめだ、という誤謬が生まれる状況になったのは、インカジとオンカジの営業形態の違いから発生している。

インカジというのは日本国内に「実店舗」が設置されており、そこに遊びに来た客が、店舗内のパソコンを使って日本国内では遊ぶことができないカジノゲームを使った賭博ができるという運営スタイルだ。

一方のオンカジは「実店舗」がなく、海外拠点の運営がオンライン上に作った賭場に自身のスマホやパソコンからアクセスし、インターネット上で国内で遊べないカジノゲームの賭博が行えるという運営スタイルとなっている。

日本の賭博法ってのはおおまかにいうと「胴元」を検挙するために作られた法律で、賭博をしているプレイヤーについては、「胴元」を検挙したついでに十把ひとからげについでに逮捕できれば儲けもん、って感じの法律なんだ。

だから、実店舗があるインカジのほうは「胴元」とついでの賭博者たちの検挙がしやすく、海外運営のオンカジのほうは「胴元」と賭博者の検挙がしにくいっていう違いが出てくることになる。

この違いを「どちらも違法だが、オンカジのほうがおすすめだ」という論者は重要視していて、おすすめの論拠にしているんだが、この論拠がとんでもない誤謬に支えられているのはいうまでもないことだ。

「安全に遊びたいならオンカジがおすすめ」っていうのはとんでもない間違いであり、どちらも同じ穴の狢でしかないんだって認識は、すべての人が共有しなければならない認識だと俺は考えている。だからこそ、俺は「混同」をおすすめするってわけだ。

オンカジはライセンスを取得しているからおすすめという嘘

オンカジとインカジを比較した場合に、インカジは無許可だがオンカジはライセンスを取得しているからおすすめだ、ということを言う連中もいるが、これもはっきりいって真っ赤な嘘にすぎない。

オンカジが取得しているライセンスってのは、海外の運営がオンカジを運営するために絶対に取得しなければいけないライセンスで、それはもちろん、「オンカジ」って世界のなかだけでは「ライセンスを取得してるかどうか」は「信頼性」の基準になりうる。

だが、繰り返しになるがオンカジってのは日本国内で遊ぶ限りにおいて、どこまでいっても「違法」である。信頼もクソもないのだ。

そのため、ライセンスをとっているかどうかなんてことは、ハッキリ言ってまったく意味のない「信頼性」でしかなく、ましてや「おすすめ」の理由にすらなりえないものなんだよな。

確かに、ライセンスを取得しているオンカジと、そうでないオンカジであれば、ライセンスを取得しているオンカジのほうが「オンカジとしては」おすすめできそうだし、無許可で店舗型の運営をしているインカジと比較したならば、相対的にそういったオンカジがおすすめだということだけは可能だ。

だが、ライセンスの有無という問題は、結局のところ「おすすめ」のためのレトリックでしかなく、根本的に横たわっている「そもそも違法である」という観点をごまかすための要素でしかない。

むしろオンカジのほうが危険だという認識を持つべき理由

いまはむしろ、インカジ以上にオンカジに警戒心を持ち、危険であるという認識を持つことを俺としてはおすすめしたいところだ。

それはなぜかというと、インカジと比較した場合に、オンカジの「違法性」というものが等閑視されており、どこか舐められているからである。

インカジというのは実際の逮捕者が出ていることを理由にして「インカジは違法ですよ」という認識が多くのギャンブラーに共有されており、いまは、よほどの鈍感か情弱でもない限りインカジに手を出すようなバカな人間はいない。

だが、オンカジっていうのは、あらゆる方法でおすすめの理由が紹介されている上に、その根本的な違法性がひた隠しにされており「グレーゾーン」であるかのように扱われているため、鈍感や情弱でなくても「大丈夫かな?」と感じて手を出してしまう危険性が極めて強い。

むしろ、鈍感や情弱やバカなら、おすすめされるままに安心してオンカジで遊んでしまうような状況が整っているといえるだろう。

だからこそ、現在おすすめの認識は「オンカジも危険である」あるいは「オンカジのほうが危険である」というものであり、そういった認識を強く持ったうえで、オンカジから身を引き離し、絶対に遊ばないという姿勢なんだ。

オンカジのおすすめのポイントとして「オンカジは稼げるからおすすめだ」「オンカジは還元率が高いからおすすめだ」「オンカジは海外運営で安全だからおすすめだ」というような理由を挙げているものを、厳しくはねつけて拒否をすること。

それが、オンカジへの態度として俺が多くの人に絶対的におすすめしたい唯一のものだ。